初めての開業をお考えの先生方へ 病医院開業サポートを行っております。
少子高齢化、人口減少社会です。つまり現在医療機関へ通院もしくは入院している患者数、それとともに将来に渡って潜在的な患者数が減少するということです。
しかし、毎年ある一定の医療機関が開業をしております。そして、クリニックはあらゆる地域に点在しています。つまり競合するクリニックが多数ある可能性がありうるということです。つまり、現在の開業する上での環境はかなり厳しいものがあります。
しかし、やり方を間違えさえしなければさほど厳しいものではないと言うことが出来ます。ここで開業の準備の初期段階で重要な内容をご案内します。具体的には上記の準備の中で注意をしなければならないことが3つ程ございます。また開業の後半部分で重要な内容は別ページでご案内しますのでそちらの内容もご覧ください。
①開業地の選定
②開業費用の内容と管理(当ページ)
③事業計画策定
開業費用の内容と管理
事業計画策定でご案内しましたように費用の管理は大変重要です。簡単に言えば開業で利益を出すには売上が支出を上回ればよいという事です。(イコール黒字ということ)そして、支出の内容に焦点を当てて考えると開業費用は地代(賃料)、建築費(内装費)、運転資金、医療機器費用の多くを占めます。
つまりはこの4つの費用項目について上手に支出管理すれば開業成功の近道になるということです。
ではどのようにして支出管理をすればよいかコツをお教えします。
- お金を使いすぎない意識を持つ(当り前です)
- 地代・賃料についてはまず路線価の確認その他土地の周辺情報を確認しておおよその購入価格を決めておく。それと同時にその土地にどのくらいのポテンシャル、付加価値があるか確認し価格を決める。そして土地購入の場合開業後固定資産税、土地取得税がかかるので税金支払いの額くらいは確認しておくことをお勧めします。また賃貸の場合近隣の賃料を事前に確認するとともに敷金・礼金、保証金を適正かも確認する。
- 建築については必ず相見積もりを取ることをお勧めします。そして設計施工業者を慎重に選定する、つまり設計施工業者の施工実績や設計士のポテンシャル等の情報事前に確認することです。(設計施工業者の選び方ページで詳細説明あり)。また建築費(内装費)については現在の相場を専門家に確認することをお勧めします。(資材費用、建築作業員人件費、作業現場の距離などが価格に影響する)なぜなら通常素人の方が建築(内装)については素人ですので情報を取りづらく価格の相場は分からないことが多いです。従いまして情報収集せず高額な見積で契約をしてしまうことも多々ありますのでお気を付けください。
- 運転資金は借金、リース費用、賃料、人件費が主です。従いまして開業後の売上、利益計画を検討しながら開業前から無理のない人員計画、医療機器購入計画、賃料交渉などを行えば自ずと運転資金の圧縮は可能となります。
- 医療機器は購入する場合相見積もりは取れません。価格交渉する際のテクニックはあるものの、弊社でお勧めするのはまず正式な見積書をもらわずにどのくらいの価格になるのか口頭で確認することをお勧めします。(医療機器家具什器の選定ページで詳細説明がございます。)