２０４０年頃医師として脂が乗った年齢を迎える医師の皆さんが将来充実した医師人生を迎えるには？
1. 開業医を目指す
医師の方は開業医の先輩方にも会い事があるかもしれません。一口に開業医と実家を継ぐ開業、ご自身で開業を始める方様々だと思います。しかしながらそれぞれの開業に共通して言えることは採算がとれる事業かどうかを見極めることです。採算がとれる開業地、計画内容かどうかを見極めることが大切です。今後医師の皆様が開業を考えられる時期は少子高齢化が今よりさらに進んでくることで開業医通しの患者の奪い合いが発生すると考えられます。また、実家病院・医院の継承をされる予定の医師の皆様は簡単に実家病院・医院の継承をやめるわけにはいかないと思いますが、最近でも実家のある場所とは違う場所に医院の移転開業をされた例もありますし、継承をしないという選択をされた例もあります。事業収支を考えない開業はやめた方が良いでしょう。
また、医大生や研修医の頃から開業をお考えの方の中には将来的に開業に成功しそうな診療科を選ぶ医師の皆様もおられます。とにかく医師の皆様のやり方次第でしょう。
2. 勤務医として医師を続ける
現在は研修医を終了後実質的にご自身が勤務したい医療機関での勤務が可能となります。ただし、人口が減少する（日本の人口は2008年の１億2,808万人をピークに減少に転じた。2048年には9,913万人と１億人を割り込み、2060年には8,674万人まで減少すると見込まれている。この減少は少子高齢化が主な要因であり、出生率の低下や高齢者人口の増加が影響している。）と将来的に医師は充足していき、医師余りが発生すると考えられます。
しかしながら都市と地方の医師人員の偏在状態は変わらないとでしょう。また働き方改革の影響で１医療機関での人員数が必要となりますので医師の勤務時間は平均的に過剰労働が無くなりますが、給与は平均的に下がっていくと考えられます。そのためご家庭の資金的なことも検討する時期が来ることもあるでしょう。例えば家庭が出来、お子さんが出来てお子さんが医大に進学する場合学費だけで私立の場合約3,000万円、国公立の場合約350万円かかります。一人暮らしをしたらより費用は掛かります。
従ってアルバイトをする必要も出てくるでしょう。しかしながら経営リスクはありませんのでその分は開業医より物理的精神的リスクは少ないと思われます。
3. 研究者を目指す
臨床医学の道もありますが、研究の方へ行かれる医師の皆様もおられます。その場合大学の研究室、そこから企業、それは日本に限らず海外ということもよくあります。ただ、研究の場合ご本人がかなり強い気持ちがないと続けられない内容です。しかしながら一つの例として山中伸弥先生に代表されるように研究が認められ今日では臨床医学とのコラボレーションにまで達成している事例もありますので興味がある方は研究者の道へ進むことも一つの選択肢です。
4. 海外での開業もしくはそこで勤務医を目指す
日本が少子高齢化を迎えている中海外とりわけ東南アジア、インド、中東、アフリカ諸国は人口において大きな市場があります。そしてまだまだ医療発展途上国でもあります。
そして日本の医療技術は諸外国では信頼性が高いと言われています。そこで開業、もしくは勤務医の道を考えることも一つの選択肢といえます。
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