コロナ禍の新規開業とは?

1.コロナ禍の診療所経営の現状

■全体的に診療所の来院数は減少傾向

・内科診療所では実患者数、平均来院数ともに減少しており、内科で延べ患者数10~15%ダウン

・小児科、耳鼻咽喉科はさらにダウン。健診施設ではそれ以上にダウンしている

・産科における分娩数は社会不安、景気等により左右されるためコロナが原因による分娩数減少、少子高齢化に拍車をかけている。

2.コロナ禍の中で新規開業を成功させるポイントとは?

■良い開業地を探すこと

・良い開業地とは市場性競合性将来性を有している開業地のことです。

・良い場所はすでにどなたかが開業している可能性があります。(開業地が飽和状態)

出来る限り市場性、競合性、将来性を有している開業地を見つけ開業することが成功への近道です。

■標榜診療科を精査すること

・ありきたりの診療科で大丈夫か再確認をする

・必ず患者様が来院するであろう診療内容を組み込むことです。(専門性を有する

■ローコストオペレーションを心がける

・お金の使い過ぎは事業収支の損益分岐点を上げることになる(利益が出にくい体質)

・削りすぎたと思うくらいにすべてのコストを見直す。また新品、中古もメリハリをもって使っていく。

■集患を活動を行う

・とりわけ内科系クリニック等ではあまり馴染みがないキーワードですが、今からはすべての診療科で必要となります。